頭寒足熱(ずかんそくねつ)という言葉があります。足元を暖かくして、頭を冷やすことです。受験勉強する時など良いと言われてきました。これは、もともと18世紀オランダ名医ブルーハーフェが、『健康の秘訣は、頭部が冷えて足部を暖かい状態にすること』と説いたのが始まりで、江戸時代に日本に伝わった言葉だそうです。

頭が温まりすぎると、脳が「暑い!」と判断して、体を冷やそうとします。
そうなると、代謝が悪くなり、抵抗力も下がります。
頭が温まりすぎると脳機能が低下するので、ボーっとして集中力も無くなってしまいます。勉強に「頭寒足熱」が良いというのは、脳機能を低下させないためのものなのです。
「頭寒」は、脳機能の低下を防ぎ、体の冷えを防いでくれる効果があるのです。

足は第二の心臓とも言われ重力によっても足に体液が留まりやすく足が冷えると、血行が悪くなり、足がむくんだり冷え性になってしまいます。足の血流が悪いと言うことはカラダ全部の血の巡りが悪いことになります。
部屋が暖房で暖かくても、足先が冷たいという人が多いですが、足先は元々冷えやすいのです。
そのため、冷えやすい足先を暖めることで、全身の血液の循環を良くする効果があります。
結果、基礎代謝が上がり、冷え性を防いでくれます。
足熱には、足湯、湯たんぽ、半身浴が効果的です

エアコンの暖房で頭はのぼせないように冷やした状態にして、足先を暖める方が、基礎代謝が上がり、血行が良くなり、健康にも良いということなのです。

そう、これを叶えるのはコタツムリ。入ったら出たくなりますが昔の人の知恵は素晴らしいです。