「気功をやってみたいけれど難しそう」「続けられるか心配…」そんな方におすすめなのが、自宅でできるセルフ気功。特別な道具もスペースも必要ありません。今回は、初心者でも安心して始められる“基本の3ステップ”をご紹介します。
ステップ1:まずは「呼吸」を整える
気功において最も大切なのが、ゆっくりとした深い呼吸です。腹式呼吸を意識しながら、以下のように行いましょう。
- 鼻からゆっくり息を吸う(5秒)
- お腹をふくらませるように意識
- 口から静かに息を吐く(7秒)
- 吐ききったら2〜3秒自然に止めてから、また吸う
これを1〜2分続けるだけで、副交感神経が優位になり、リラックスモードに切り替わります。
ステップ2:「意識」を内側に向ける
次に、自分の体の感覚に集中する時間をつくります。目を閉じて、呼吸に意識を向けながら、「今、胸が広がっているな」「お腹が温かいな」と、体の内側の変化に気づくことがポイントです。
このステップは、“気”の巡りを感じる基礎になります。雑念が浮かんでもOK。気づいたらまた呼吸に意識を戻しましょう。
ステップ3:「気の流れ」を感じながらゆっくり動く
最後は、ゆったりとした簡単な動作を取り入れて、気の流れを全身で感じてみましょう。たとえば以下のような動きです:
- 両手を胸の前で合わせて、息を吸いながらゆっくり上へ
- 吐きながら手を左右に開いて降ろす
- 肩幅に立ち、ひざを軽く曲げて、手のひらを前に向けてゆらす
動きの正確さよりも、呼吸と心地よさに意識を向けることが大切です。これを1日5分続けるだけでも、気の巡りや体調の変化を感じやすくなります。
まとめ
セルフ気功は、呼吸・意識・動作の3つの基本を押さえれば、誰でも簡単に始められる健康法です。毎日のルーティンに取り入れて、心も体も整えていきましょう。