冬になると不調が増えるのはなぜか

1月に入り、「肩が重い」「腰が張る」「体が動かしにくい」といった声が増えてきます。冬の不調は、単なる冷えや運動不足だけが原因ではありません。

体は寒さを感じると、無意識のうちに自分を守ろうとします。その結果、筋肉が縮こまり、関節の動きが小さくなり、全身が硬くなっていきます。これが、冬特有の不調の始まりです。

体がこわばるのは異常ではなく防御反応

冬に体が緊張するのは、体にとって自然な反応です。気温が下がると血流が落ちやすくなり、体は熱を逃がさないように力を入れます。

この状態が一時的であれば問題ありませんが、緊張が長時間続くと体のバランスが崩れ始めます。肩や腰、首といった特定の部位に負担が集中し、痛みや違和感として現れてくるのです。

AST気功が捉える冬の不調の本質

AST気功では、症状が出ている場所だけを問題にしません。体全体の使われ方や、力の入り方の偏りを重視します。

冬の不調で多く見られるのは、体重が足に乗らず上半身に力が集まっている状態、寒さへの反応で肩や背中に力が入り続けている状態、呼吸が浅くなり体の内側が動いていない状態です。

これらはすべて、体が守りの姿勢になったまま戻れていない状態です。AST気功では、この状態を整えることで、本来備わっている回復力が働きやすくなると考えます。

無理に動かすほど体は硬くなる

冬になると「体が硬いから動かさなければ」と考えがちですが、力が入ったまま動かすと、かえって体の緊張は強まります。

AST気功の視点では、まずどこに力が入っているかに気づくことが重要です。無理に伸ばす前に、力が抜ける余地を探す。それだけでも体の反応は変わってきます。

冬に意識したい体との向き合い方

日常生活の中で、立っているときに体重が足裏全体に乗っているか、座っているときに肩が自然に下がっているか、呼吸を止めず静かに息が入っているかを感じてみてください。

正そうとする必要はありません。気づくだけで、体は少しずつ力の使い方を調整し始めます。

冬の不調は年齢のせいではない

冬になると「年だから仕方ない」と感じる方もいますが、多くの場合、問題は体の使われ方にあります。

AST気功では年齢よりも今の体の状態を重視します。体が整っていくことで、季節の影響を受けにくくなり、冬でも安定した状態を保ちやすくなります。

まとめ

冬に増える体の不調は、寒さに対する防御反応が長引いた結果として起こります。それは異常ではなく、体が守ろうとした結果です。

AST気功の考え方は、無理に変えようとせず、体が本来のバランスに戻る手助けをすることです。冬の体調管理は、その視点を持つことから始まります。